販売予測・需要予測入門

セミナーの概要

 経営課題の中でも、需要予測・販売予測は企業行動の要であり大変重要です。具体的な計画を立てるためには、個々の分野の市場規模の把握、製品の動向等についての予測が必要となります。
 また、顧客の嗜好の多様化や市場の様々な変化により、将来を予測することの重要性はますます高まりつつありますが、その難易度についても増しています。
 本セミナーでは、販売予測・需要予測のための、様々な手法について、各手法のしくみ、活用方法について分かりやすく学び、豊富な事例演習により理解度を深めます。
 (数学の知識は特に必要ありません。)
・受講後の実践的な活用のために、EXCEL(2016以上のバージョンを推奨)を用い、受講者各自1台ずつPCによる演習を行います。
 (pCはご用意しますが、持ち込みも可能です)

*本質的な理解のために、「実践統計学」を併せて受講されることをお勧め致します。

対象者

・予測を活用して理論的な計画を立てたいと考えている方
・販売・マーケティング・調査・企画・商品開発などの部門において予測を担当している方
・特定分野の市場規模を根拠ある方法で把握したい方
・予測の基礎と実務を体系的に学習したい方
・Excelを活用して予測を行いたい方

学習内容(内容・演習事例)

1.プロットによる観察
 ・折れ線グラフによる観察
 ・散布図による観察
 ・対数目盛りの活用方法
 支店別月次売上高実績推移グラフによる評価方法  新製品と市場規模の月別推移比較
 主力製品と市場規模との年度別推移比較

2.指数平滑法
 ・過去の実績から来期を予測する

3.時系列分析
 ・変動要因の種類と分解の方法
 ・移動平均法による予測
   単純移動平均、加重移動平均、移動平均による季節変動の除去
 ・傾向線の当てはめ
  直線近似、対数近似、指数近似、ロジスティック曲線近似
 ・TCSI分離法による予測
 エアコンの売上高実績から季節変動を除く
 年度別市場規模推移データから予測する
 デパート過去売上高から、次年度月別売上高を予測する

4.相関分析
 ・相関関係
 ・相関係数のしくみと解釈方法
 ・相関係数を用いた予測
 年度別市場規模と消費支出の関係から次年度市場規模を予測する

5.重回帰分析
 ・重回帰モデルによる予測
   重回帰分析のしくみ、t検定の重要性、決定係数の解釈、多重共線性
   説明変数相互の影響力比較
 ・トレンドを説明変数に用いた予測
 ・季節指数を用いた予測
 ・ダミー変数を用いた予測
 年度別レジャー支出額による売上高の予測
 年度別レジャー支出額とトレンドによる売上高の予測
 地域別人口とホワイトカワー人口による売上高の予測
 レンタル市場規模と建設業最終需要、復興ダミー変数から市場規模を予測する
 (その他分かりやすい事例をとりあげる予定です。)

*セミナーに使用したデータはお持ち帰りになれます。
*セミナーの内容は変更される場合があります。

受講者アンケート

販売予測の方法にはいろいろあることが分かり、それぞれの特徴も理解できました。

時系列データの重回帰分析は初めてでした。特にダミーデータを含めた分析は、実務に活用できそうです。

対数グラフは初めてでしたが使えそうです。目からウロコでした。

事例が多かったので、理解しやすかったです。

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